essay

ささやかな夢を束ねて

 ささやかながら・・・、夢がまたひとつ叶いました。2月1日に本が出版されます。「大人のおまじない」。この本に携わる皆さまと、家族や友人、知人など、私をいつも支えてくれてるすべての人に感謝してやみません。本当に、ありがとうございました。

 決して順風満帆の人生ではありませんでした・・・、これまで(今もそうですけど・・・)。白鳥のように生きたくて、涼しい顔して水面下では一生懸命足をバタつかせてきましたが、それはいつでもから回り。私の場合はアヒルみたい(笑)。とてつもなく誤った方向に水をかき、未だに後悔したくなることもたくさんあります。だけど、それの上に今があるのかもしれませんね。終わったことは忘れましょう。

 ところで、そんな私でも唯一言えるのは、夢は、心底願えばいつかは叶うってこと。たとえそれが無意識のレベルでも、潜在意識は嘘をつきません。

 かつて小学校の卒業文集に私は、「テレビにアップに出たい」って書きました。そしたらその10年後、私はレポーターとしてテレビに出ていた・・・。「アナウンサーになりたい」なんてこれっぽっちも思ったことはなかったけれど、心のどこか、心の深いほんのちょっとした部分、いわゆる潜在意識の中に、テレビの中で仕事をする自分を想像していたのでしょう。

 フリーのアナウンサーとして仕事を始めたきっかけは、学生時代のアルバイト。ある事務所のレポーター募集の記事をアルバイト情報誌「フロムA」で見つけたのがきっかけ。本当に、学生がお金を稼ぎたかっただけのこと。ひょんなきっかけが生業といえるまでになったんですから、人生何が起こるかわかりません。 

 また、毎日聴いていた大好きなラジオ局で自分の番組を持てたのも、自分が強い力で願っていたからだと思います。ただ好きで、好きなパーソナリティ(矢口清治さん)の番組を聴いていて、同じようにDJをやってみたいな~と漠然と思い続けたら、夢はほんの数年後に実現しました。ちょっとしたキッカケとチャンスと人との縁のタイミングが合致して。それから、占いの仕事もそう。少女時代から好きだったことを細く永く続けていたら、なんとなく今に至りました。たぶん、一度も「占い師になろう」なんてことは考えたことはなかったけれど、私の心のいちばん小さな格納庫には、ずっと前からその夢が入っていたのかもしれません。

 そして、このたび、もうひとつ夢が叶いました。本の出版です。子供の頃から暇さえあれば、文章を書いたりイラストを描いたりしてました。毎日日記をつけたり、友達や先生と交換日記をやっていたこともあります。好きだったんでしょうね。書くこと。そんな潜在意識が、こうして結果を生み出してくれたのかもしれません。

 ここ最近、「目に見えないもの」についてよく考えます。目に見えないものがどんな力を持っているのか?その力をどう使えば、どんな効果がもたらされるのか?私はスピリチュアルカウンセラーでもなんでもないので、人に見えないものは、私にも見えません。だけど、金縛りにあったら「なんみょうほうれんげいきょう・・・」と唱えると体が楽になります。私は無宗教で、お経はその部分しか知らないのに金縛りがおさまるから不思議です。

 それから哲学書とか、運命学とか、その手の本もたくさん読みました。そして、元気になれました。気分が晴れました。やる気が起こりました。それぞれの本で言ってることは違うのに、なんか結局は同じような気がしたりして・・・。 

 ようするに、すべては心のありかた次第ってこと。目に見えないものを上手に自分に取り入れることこそ、自分の願いを叶えることにつながるわけですね。だから、夢を叶えるのも、ハッピーでいられるのも、すべては自分の心、潜在意識が支配していること。「こうなりたい」ってずっと願えば、それに向けて何をすべきか考えるし、努力を怠らなくなるものです。そして、もうひとつ、これを貫くには、己に勝つことが大切なんだろうなぁと強く思います。「克己心」。

 まだまだ私は弱輩者。自分と腕相撲しては、コテンと負けることばかりですが、なんとか元気にやってます。

 ささやかな夢を叶えるためには、まだまだ若いもんには負けていられません。そして自分の人生の幕がおりるとき、ささやかな夢を束ねた大きな花束を自分に贈れるよう、今を精一杯生きようと思います。心しなやかに、たくましく。

 


心のメンテナンス

 人が占いを訪れる場合。

 女性に多いのは、「明るい未来を予感させてくれるような言葉」や「わずかな望みを感じられる言葉」を求め訪れること。せっかく占い師に見てもらうのだから、「大丈夫、今の彼とうまくいきますよ」とか「3ヵ月後にステキな出会いがあるかも~」なんて、安心できたり、期待に胸が膨らむような結果を知りたいものですよね。

 このタイプの女性は、心から占いを信じ、藁をもすがりたい気持ちでいっぱいです。少しでも良いエネルギーを自分に呼び込むためにパワーストーンを身につけたり、神社におまいりに行ったり、お水取りなどに出かけたりなど、並々ならぬ労力を費やすこともあるでしょう。

 それを私は否定しません。

 一方、男性の場合は、「2008年、これだけはやってはいけないことはなんですか?」とか「何でもいいから、良くないことを教えて欲しい」と望む人がいます。「そんなネガティブなこたえをきいて、いったいどーすんだぁ?」と思うことも、転ばぬ先の杖として知っておきたいものなのかもしれません。

 ただ、その手のタイプの人は、決してすべてがネガティブ思考ではなく、仕事もバリバリやっていて案外自信家の人が多いように感じます。慎重な性格ゆえ、良くないことも想定し戦略を練りたいのでしょう。だから私は、そういったリクエストがあれば、ガンガン言っちゃいます。普通ならオブラートにくるんでやんわりと言うことでも、その人が知りたいと言うなら、ホロスコープに表れている以上ストレートに伝えます。これを女性、とくに「悩める乙女」にやってしまったら、きっと立ち直れなくなるようなことまでも・・・。

 それで相手が満足し、やる気になってもらえるなら本望です。

 いずれにせよ、人は暗中模索に陥ったとき、強く占いに頼りたくなるものなのでしょう。何をやってもうまくいってるときは、占いのことなどすっかり忘れているはず。自分の腕いっぽんでのし上がっているなら、占いなんて信じる気にもならないでしょう。それは当然。その通り。

 だけど、心にすきま風が吹いたり、風邪を引いてしまいそうになったときに、ふと思い出すのが占い。決してすぐさま魔法のように物事が好転するわけではないけれど、解決の糸口を探したり、ひ弱になった心を温めてあげることが、占いにはできるんです。

 人間ですもの。心を持っています。「心なんてなければどんなに楽なのに・・・」と思うこともあるけれど、それを持ち合わせて生まれてきた以上、自分の心も他人の心も大切にしてあげないといけません。だから、心のメンテナンスは必要、なんだと思います。暗中模索している人がいたら、私は、ほんのわずかでもいいから望みがある部分を、一緒に探していきたい。何でもいいから、ほんのひとかけらでもいいから、「占ってもらって良かった」と思ってもらえることが私の喜びです。占いが原動力となって、何か新しいパワーを生み出すことができたなら、まさに「占い万歳!」です。

 心って本当に不思議なもの。心の持ち方、あり方ひとつで、楽しくなったり悲しくなったり、悲喜こもごも。いつまでこんなことが続くんでしょう・・・。心ある限り、ですね。